しろくまよんこま
しろくまよんこま 10  〜マタニティーマーク

マタニティーマーク マタニティーマークってな〜に?
 マタニティーマークとは「妊産婦にやさしい環境づくり」の一環として、 平成18年に厚生労働省により定められたマークです。
厚生労働省のホームページによると、

 ○ マタニティマークとは?
 ・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。
 ・さらに、交通機関・職場・飲食店・その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。

とされています。とくに妊娠初期の妊婦さんは、個人差はありますがツワリに悩まされる人も多く、流産の危険も高い半面、 見た目に変化がないため、周りの方に協力を得られにくいのが実情です。
 しかしこのマタニティーマーク、2009年9月のニュースを見るに 世の中に浸透しているとは言いがたいようですね。 厚生労働省の担当者の方いわく「不妊の人への配慮も必要で、派手なPRはしにくい」とのことですが、 個人的には、そんな不要な気遣いされる方が傷つくなぁ(笑。


マタニティーマークにはどう対応すべき?
 某巨大掲示板にてマタニティーマークのことが話題に上がったことがあったんですが、
  ・妊娠は病気じゃない
  ・体調悪いなら家でじっとしてればいいじゃん
  ・自分たちで納得し希望して妊娠したんでしょ? 怪我人・病人・お年寄りの方と一緒にするのは違う気がする
と厳しい意見がちらりほらり。
 ここで、勝手ながらしろくまなりの意見をまとめてみました。

1.初期の妊婦さんは、無理に席を譲らなくても良し!
 基本的には「体調が良い」「無理のない範囲で出かけている」という事で、大丈夫かと思います。 しかし中には「どうしても休めない仕事」「どうしても外せない用事」などのため、無理してる人もいるでしょう。 そんな人たちは、おそらく見るからに辛そうな態度をしていることと思います。 妊婦とか関係なく、辛そうな人には席を譲ってあげましょう。

2.妊娠は病気ではないけれど、何かあったら赤ちゃんの命に関わります。
 「健康体なんでしょ?」と無理を強いるのはNGです。

3.妊婦さんも「席を譲られて当然」と思ったら負けです。
 前述した某巨大掲示板には「席譲って欲しいんだったら口に出して言え」というご意見がございました。ごもっともです。 「でも『席を譲ってください』なんて言うのは恥ずかしい」「言ってもみんなに無視されたら悲しい」という気持ちもありますが、 辛い自分を周りにアピールしたりマタニティーマークを水戸黄門の印籠よろしく振りかざすより、 自分から協力を請う勇気も必要だと思います。

 そんな事言いながらも、しろくまも比較的マタニティーマークを隠すようにしていました。 せっかくのマークなんですから、もっと活用して、もっと認知度を高めていかないといけませんね。